むかし住んでいた家は和室から外の景色を眺めると木々が素晴らしく美しく、季節を充分に感じられました。春夏秋冬それぞれに景色が違って、和室から外の景色を見ていると季節が移り変わっていく様子がよくわかったものでした・・・。
素晴らしい眺めだったのはその家がかなりの高台にあったから。そして庭がムダだと思うくらいに広かったからです。私はむかしこの広すぎる庭の草刈りや芝刈りで何度も腰を痛めました・・・。でもいくら手入れが大変でも庭を通して見る景色が素晴らしく手入れしないではいられませんでした。
決して時間に余裕がある生活とは言えませんでしたが、ほっと一息つきたいときは和室にお茶とちょっとした和菓子を持ってきてそれを口にしながら庭と庭を通しての景色を楽しんでいたものです・・・。
それは私の実家。今でも素晴らしい景色を見たくなると実家へ行って和室から素晴らしい庭と景色を眺め日頃の悩みをそこに置いて帰ってくるのです。